炭素会計の資格は多岐にわたります。この記事では数ある炭素会計関連資格を一覧で記載します。ご自身のスキルにあった資格の情報収集にご活用ください!ー国内炭素会計関連資格ー●炭素会計アドバイザー資格運営団体:一般社団法人炭素会計アドバイザー協会https://www.caai.or.jp/index.html炭素会計アドバイザー資格は、国際ルールに則ったCO2排出量の算定や情報開示への対応ができる人材の育成を目指し創設された国内初の民間資格です。炭素会計をはじめとした気候変動関連業務に取り組むうえで、必要となる知識について、体系的に学ぶことができ、難易度に応じて、3級から1級までの3資格区分となっています。●銀行業務検定試験「CBTサステナブル経営サポート」運営団体:銀行業務検定協会https://khk-blog.jp/7557/金融機関行職員が主として取引先のサステナビリティを推進し、伴走支援していくうえで必要とされる基礎知識と実務知識についてその習得程度を測定する試験です。試験はCBT方式、または団体様の希望の場所・日時で実施できる団体特別試験(ペーパーベース)で実施しています。●サステナビリティ検定サステナビリティ・オフィサー運営団体:一般社団法人金融財政事情研究会https://www.kinzai.or.jp/kentei/5j2.html企業のサステナビリティ活動とソリューションに関する知識、資金調達(供給)の観点からサステナブルファイナンス手法に関する知識、ステークホルダーとの対話やコンサルティングの際に必要となる知識の習得度を検証する試験です。対象は、金融機関の法人取引担当者、サステナビリティに関わる一般企業職員。受験資格はありません。●GX検定運営団体: スキルアップAI 株式会社https://green-transformation.jp/gx_certification/basic/GX検定 ベーシックは、環境省認定制度『脱炭素アドバイザー ベーシック』認定のGX入門レベルの検定です。脱炭素社会、サスティナビリティ経営時代の共通リテラシーとして身につけておくべき内容を網羅的に抑え、断片的なキーワード理解から抜け出しGXの体系的な基礎知識を習得できます。全社員のリテラシーを底上げし、GXの取り組みを加速させる一歩としても有効です。●SDGs・ESG金融検定試験運営団体:一般社団法人金融検定協会https://www.kintei.jp/kentei/kentei_sdg.html本試験は、SDGsやESG金融の基本から、これをベースにした金融機関職員としての考え方、カーボンニュートラルをはじめとしたサステナビリティへの取組の重要性や、金融ビジネスへの繋げ方・取引先支援の考え方に関する知識の習得度合いを計るものです。●サステナブル経営/CSR検定(1~4級)運営団体:株式会社オルタナ、一般社団法人日本経営士会https://csr-kentei.alterna.co.jp/ESGやCSRを中心に、「サステナ経営」についての幅広い知見を求める検定試験(オンライン)です。1級は「サステナ経営の真髄」(小論文と面接)、2級は「ESGとサステナ経営」、3級は「SDGsとサステナ経営」、4級は「SDGsの基礎」がテーマです。2015年以来、これまで2万人近くに受験しました。●一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所(KSI)運営団体:KSI認定ESGアナリスト・アソシエイト(KSIESGAA)https://www.kamakurasustainability.com/esgESG投資に関する基礎的な講座であり、エントリーレベルの位置づけです。ESG投資に関わる方が持つべき視点、押さえておくべきポイントをわかりやすく解説しています。ESG投資の歴史と背景、個別課題、ESG評価と投資戦略、非財務情報、グリーンボンドとインパクト投資など、全18テーマをオンラインで受講可能です。●外務員資格運営団体:日本証券業協会https://www.jsda.or.jp/gaimuin/gaiyou.html金融商品の販売・勧誘等を行う外務員の資質の適格性の確保を目的に実施する外務員資格試験では、投資者保護の観点から、ESG投資や関連金融商品などサステナブルファイナンス(SF)に関する一定の知識の習得を求め、出題範囲としています。また、資格更新研修においても、SFに関する一定の知識の習得を求めています。ー海外炭素会計関連資格ー●英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー資格講習運営団体:Charted Management Institute(資格発行)/Center for Sustainability and Excellence(海外運営)/Sustainavision Ltd.(日本運営)http://www.sustainavisionltd.com/training/本講習は、欧米先進企業のサステナビリティの最新情報やビジネスのケースをお伝えしながら、この国際情勢下で、企業が生き抜く術としてサステナビリティを包括的に学び、戦略的に実施する方法、事業に統合する方法を学んでいただくことを目的としています。本講習は、英国の主要団体CMIの公認資格で世界に通用する資格です。●Certificate in Climate Risk運営団体:Chartered Banker Institutehttps://www.charteredbanker.com/qualification/certificate-in-climate-risk.htmlこの資格は、気候変動、気候リスク、持続可能な金融に関する専門的な知識、理解、スキルを向上させ、顧客、取引先、同僚、地域社会が持続可能で低炭素な世界へ移行できるよう支援することを目的としています。 この資格は、リスクマネジメントの原則を理解し、気候変動リスクに関する知識と専門性を高め、証明したいと考えるすべての金融サービスの専門家(銀行員、保険会社、投資マネジャー、中央銀行、規制当局、リスクマネジャー、アナリスト、コンサルタントなど)を対象としています。●Certificate in ESG Investing運営団体:CFA協会https://www.cfainstitute.org/en/programs/esg-investingこの学習教材は、ESG要素を分析し日々の職務に適応する方法について、詳しく学びたい実務家のために第一線の実務家が開発したもので、PRI(国連責任投資原則)にも認定され国際的な標準資格として広く認識されております。急成長するESG投資の分野で実践的なアプリケーションとテクニカルな知識の両方を提供します。費用:865.00ドル●Certificate in Green and Sustainable Finance運営団体:Chartered Banker Institutehttps://www.charteredbanker.com/qualification/certificate-in-green-and-sustainable-finance.htmlこのコースでは、グリーンファイナンスおよびサステイナブルファイナンスの主要原則とコアプラクティスを応用する能力を養います。 気候変動とその影響、気候変動リスクと新たな環境・持続可能性リスク、銀行・投資・保険セクターにおけるグリーンで持続可能な商品とサービスの進化、低炭素世界への移行を支援する金融セクターと金融専門家の役割についての認識を高めます。●Social Value Management Certificate運営団体:Social Value Internationalhttps://www.socialvalueint.org/svmcSocial Value Internationalのプラクティショナー認証制度。プラクティショナーには3つのレベルがあり、社会的価値、インパクトマネジメント、社会的インパクト評価とSROIにおけるSVIフレームワークの実践スキル、知識、実践経験を身につけられるよう設計されています。●CESGA (Certified ESG Analyst) 資格運営団体:EFFAS (欧州証券アナリスト協会連合会)https://effas-academy.com/product/cesga-online-course-certification/CESGAプログラムは、実務家が実務家のために開発した包括的なツールであり、ESG専門家が必要とするすべての関連トピックをカバーしています。さまざまな資産クラスを取り上げ、プロフェッショナルが日常業務に応用できる体系的なESG評価手法や、ESGデータ、ESG報告および規制について学ぶことができます。●CFA(CFA協会認定証券アナリスト)資格運営団体:CFA協会https://www.cfasociety.org/japan/cfa-program/cfa-program-overview-japaneseCFA®(CFA協会認定証券アナリスト)資格は、効果的で持続可能な企業活動を支える金融業界のゴールド・スタンダード(証し)です。CFA資格者は、長期的な視点で世界を見ること、そしてすべての意思決定・行動・思考において、環境、社会、ガバナンス(ESG)の要素を取り入れることを学び、最高レベルの運用を目指す投資専門家です。●Fundamentals of Sustainability Accounting (FSA) Credential運営団体:IFRS Foundationhttps://www.ifrs.org/products-and-services/sustainability-products-and-services/fsa-credential/FSA クレデンシャルは、重要なサステナビリティ情報と企業の企業価値向上能力との関連性についての基本的な理解を提供することを目的としています。クレデンシャルの取得を目指す受験者は、FSAレベルI試験とFSAレベルII試験の2つの試験に合格する必要があります。クレデンシャルを取得することで、サステナビリティに関する重要な情報を様々な専門家に伝えることができること、また、サステナビリティの要素が財務パフォーマンス、企業価値、投資パフォーマンスにどのような影響を与えるかを理解することができることが証明されます。●GRI認定サステナビリティ・プロフェッショナル(GRI Certified Sustainability Professional)運営団体:Global Reporting Initiative (GRI)https://www.idcj.jp/sdgs/service/service_03/GRIスタンダードに精通したサステナビリティ報告の専門家を認定するプログラム。GRI認定研修3コースを受講後に受験資格が得られます。試験はオンラインで英語のみ。認定研修3コースは、GRI本部がオンラインで提供する英語コース、本邦のGRI認定研修機関(IDCJ)が提供する日本語コースのどちらかを選択します。