はじめにみなさんこんにちは。サステナ推進部です。さて今回は、ESG活動が企業の財務項目に与える影響について、ニュースがありましたので共有したいと思います。昨今気候変動や生物多様性など、環境に対する様々な開示義務が企業に求められている中で、きちんと対応している企業と、いまだに対応していない企業に分かれていますが、対応しないことによる影響として、企業の財務項目への直接的な影響が明らかになっていないため、中々開示義務やESG活動に取り組んでいないというケースが多くの企業で起きている現状です。以降の記事では、逆に環境に悪影響を及ぼす活動を行っている企業に対し、財務インパクトが起きたケースを紹介します。森林破壊でダイベストメント3日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが独自情報として発信した内容が、「世界最大級のノルウェー政府系ファンドの倫理評議会が森林破壊を理由に、英豪資源大手リオティントの株式を売却する勧告を出すか検討」というものです。リオティントは、ブラジルのアマゾンで行っている事業で森林破壊を引き起こした疑いがあるということで現在鉱業会社を評価中ということですが、投資撤退となれば、リオティント株の2.24%(約27億ドル相当)を保有するファンドのため、大きな財務インパクトとなります。まとめこのように、環境に悪影響を及ぼす企業に対する投資家の感度は徐々に敏感になってきております。現在表立って財務項目に影響があるのはやはりこうしたマイナスイメージからの投資撤退のようなものが多いですが、今後プラスイメージから投資参戦というようなケースも増えてくると考えられます。