こんにちは!サステナ編集部です!本日は、東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」をテーマに特別塗装された東海道新幹線について解説したいと思います!今回ももちろん環境への影響にも触れていくので、ぜひ最後までご覧ください!ファンタジースプリングス×新幹線の夢のコラボ!ディズニーの魔法と新幹線のスピードが融合した、夢のようなコラボレーションが実現しました!東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」をテーマにした特別塗装の東海道新幹線、その名も「Wonderful Dreams Shinkansen」が2025年2月21日から期間限定で運行を開始しています。この新幹線の車体にはディズニー映画『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』のキャラクターたちが描かれており、列車全体がまるで動くファンタジーの世界のように彩られています。東海道新幹線で全車両が特別デザインとなる編成が走るのは、開業60年の歴史で今回が初めてというから驚きです。JR東海の丹羽社長も「いつもの青いラインの新幹線ではなく、特別な塗装の新幹線です」と強調し、「まるで夢の中にいるような気分で東京ディズニーリゾートを楽しんでほしい」と語っています。この特別列車は東京〜新大阪間で1日最大2往復運行され、2025年9月中旬頃までの期間限定運行となる予定です。環境にも優しい!新幹線のエコな秘密夢のコラボ列車ですが、その魅力は見た目の華やかさだけではありません。実は新幹線は環境にも優しいエコな乗り物として知られています。例えば東京~大阪間で比較すると、新幹線の走行に伴うCO2排出量は飛行機の約9分の1と試算された例があります。距離当たりに換算しても、飛行機が1人1kmあたり約100グラムのCO2を排出するのに対し、新幹線など鉄道は約20グラム程度とされています。その環境性能の高さは鉄道会社だけでなく航空会社も認めるところで、日本航空(JAL)の公式サイトでも「飛行機はCO2排出量が最も多いので可能な限り避け、国内移動は新幹線を利用すべき」といった趣旨の記述があるほどです。では、新幹線はなぜこれほどエコなのでしょうか。その秘密の一つは、電気エネルギーを効率よく使って走る点にあります。走行中に排気ガスを一切出さないのはもちろん、ブレーキをかける際にはモーターを発電機として利用し電力を回収する「回生ブレーキ」という仕組みでエネルギーロスを減らしています。さらに、新幹線は常に省エネ技術の改良を重ねてきました。最新モデルのN700Sでは車体軽量化や高効率のパワー半導体(SiC:炭化ケイ素)の採用などにより、前世代のN700Aに比べ消費電力を7%削減することに成功しています。このような技術革新の積み重ねによって、東海道新幹線全体のエネルギー消費効率も向上し、1990年頃と比べて約32%も削減されているそうです。大量輸送ができることも新幹線のエコなポイントです。16両編成の新幹線には最大約1300人もの乗客を乗せることができ、一般的な旅客機(約180人前後)と比べても一度に運べる人数が桁違いです。そのぶん一人当たりのエネルギー効率が高く、同じ距離を移動する場合のエネルギー消費量は航空機より約88%も少なく、座席あたりのCO2排出量は92%も低いとの試算もあります。つまり、新幹線で大勢の人が移動すれば、それだけ社会全体の排出量削減につながるということですね。さらに、新幹線は騒音や振動など環境への配慮も徹底しています。最高時速285kmで走行しながらも車体形状の工夫や防音壁の設置などで騒音対策に取り組んでおり、沿線環境への影響を最小限に抑えています。また、新幹線は電力で走るため、将来的に電気をつくる過程が再生可能エネルギーなどクリーンな方法に切り替われば、走るほどに環境負荷を減らせる乗り物でもあります。実際、JR東海でも調達電力の脱炭素化やさらなる省エネ施策を推進しており、カーボンニュートラルな高速鉄道を目指す取り組みが進められているところです。ファンタジースプリングスで楽しめることさて、今回コラボのテーマとなった「ファンタジースプリングス」とは、一体どんな場所なのでしょうか。ファンタジースプリングスは、東京ディズニーシーに2024年6月6日にグランドオープンした最新エリア(8つ目のテーマポート)です。「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」をテーマに掲げ、ディズニー映画『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』を題材にした3つのエリアと、新設の「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」から構成されています。映画の世界観を忠実に再現したアトラクション、テーマ性あふれるレストランやショップが立ち並び、ゲストはその場に足を踏み入れた瞬間から物語の中に入り込んだような体験ができるのが魅力です。各エリアでは、それぞれの映画の物語を追体験できるような楽しみが待っています。例えば「フローズンキングダム」(アナと雪の女王がテーマ)では、アレンデール王国を巡るボートライドでアナとエルサの心温まる冒険の旅へ出発できます。「ラプンツェルの森」では『塔の上のラプンツェル』の名シーンであるランタンフェスティバルをモチーフにしたロマンチックなゴンドラツアーを体験できます。「ピーターパンのネバーランド」ではピーターパンやティンカー・ベルたちと一緒に空を飛ぶスリリングなライド型アトラクションで、フック船長との冒険に参加できます。どのアトラクションも映画の世界そのままに作り込まれており、大人も子どもも思わず笑顔になってしまうはずです。さらに、エリアに隣接してディズニー最高クラスの新ホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」もオープンしました。プリンセスたちやファンタジーの森をモチーフにした華やかな内装が特徴で、宿泊すれば滞在中ずっと物語の余韻に浸ることができます。パーク一体型の豪華ホテルで、夢の続きを見ているような時間を過ごせそうですね。関西や中部地方にお住まいの方も、この特別な新幹線に乗って東京ディズニーリゾートへ行けば、移動時間からディズニー気分を味わえて一石二鳥ではないでしょうか。実際、JR東海ツアーズなど各旅行会社からは「Wonderful Dreams Shinkansen」に乗車して東京ディズニーリゾートを訪れる旅行商品も販売されています。列車デザインのオリジナルグッズ付きのツアープランも用意されており、ファンにはたまらない内容です。夢のコラボ列車で旅をしながら、その先に待つファンタジースプリングスで思い切り遊ぶ――まさに夢と冒険が詰まった体験になることでしょう。SNS映え間違いなし!特別塗装車両の見どころ今回の特別塗装新幹線は、何と言ってもその「映える」デザインが最大の魅力です。普段の東海道新幹線といえば白い車体に青いラインというシンプルな見た目ですが、この列車は車体全体がカラフルなディズニーアートに包まれています。先頭車両から最後尾まで、一列編成まるごと特別なラッピングが施されており、ホームに滑り込む姿はまるで絵本の1ページが動き出したかのような華やかさです。各車両ごとにテーマ(アナ雪・ラプンツェル・ピーターパン)が異なるため、停車中に全16両を見比べてみるのも楽しそうですよね。エルサとアナが仲良く微笑む「フローズンキングダム」デザインの車両、ラプンツェルが無数のランタンに照らされる幻想的なデザインの車両、ティンカー・ベルやピーターパンが夜空を舞う冒険心あふれるデザインの車両…どれも思わず写真に収めたくなる美しさです。車内に目を向けても、ファン心をくすぐる工夫が満載です。普通車両の座席ヘッドレストには特製デザインのカバーが掛けられ、折りたたみテーブルには可愛らしい装飾ステッカーが貼られています。細部まで凝った内装のおかげで、座っているだけでもワクワクした気持ちになりますね。さらに走行中の車内チャイムにはディズニー映画『塔の上のラプンツェル』の名曲「輝く未来(I See the Light)」が採用されており、新幹線に乗りながら思わぬサプライズに出会えます。目で見て楽しいだけでなく、耳からもディズニーの世界を感じられる演出に、ファンならずとも心躍ることでしょう。もちろん、この特別な新幹線はSNS映えも間違いなしです。運行開始直後から早速「乗れた!」「見られた!」という興奮の声とともに、美しい車体の写真がSNS上に数多く投稿されています。普段は見られないレアなデザインだけに、自慢したくなる気持ちも分かりますよね。ぜひ皆さんもカメラを片手に、「Wonderful Dreams Shinkansen」を見つけたり乗車したりして、環境にも優しい夢の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。