こんにちは! サステナ編集部です!突然ですが、エンジニアの皆さん、最近「もう俺の仕事、AIに奪われるんじゃ…」って不安になったこと、ありませんか。 え、ない? すごいですね、その自信。 でも、この記事を読んだら、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、その自信が揺らいじゃうかもしれません。なぜなら、今、世界中のエンジニア界隈をザワつかせている、とんでもないAIコードエディタが登場してしまったからです。 その名も「Cursor」。 「カーソル」って読みます。 そう、あのパソコン画面でチカチカしてる、あれです。 でも、こいつはただのチカチカじゃありません。 もはや、あなたの隣に座るスーパーエンジニア、いや、魔法使いと言っても過言じゃないレベルなんです。この記事では、「Cursorって何がそんなにヤバいの?」という基本的なところから、具体的な神機能、そして、私たちが忘れてはいけない「AIの進化と地球の未来」というちょっと真面目な話まで、約10分でガッツリ解説していきます。 それでは、未来の世界をちょっとだけ覗いてみましょう!【衝撃】「Ctrl+K」で世界が変わる?Cursorの基本にして最強の魔法。まず、Cursorが他のAIコーディングツールと何が決定的に違うのか、お伝えしますね。 これまでも、GitHub Copilotみたいな、コードを補完してくれるAIはありました。 あれも初めて使った時は「うおー!未来キター!」って感動しましたよね。でも、Cursorは次元が違います。 Copilotが「優秀な助手」だとしたら、Cursorは「プロジェクトを丸ごと理解してるCTO(最高技術責任者)」みたいな感じです。Cursorの基本的な使い方は、信じられないくらいシンプル。 何かしてほしいことがあったら、コードエディタ上でCtrl+K(MacならCmd+K)を押すだけ。 すると、小さな入力欄が出てくるので、そこに日本語で「やってほしいこと」を書き込むんです。例えば、こんな感じ。 「このコンポーネントに、ローディング中のスピナーを追加して」 「この関数のテストコードを、カバレッジ100%になるように書いて」 「このぐちゃぐちゃのコード、もっと読みやすくリファクタリングして」そう入力してEnterキーを押すと、数秒後…はい、できあがり。 AIがあなたのプロジェクト全体のコードをぜーんぶ読み込んだ上で、最適なコードを自動で生成・修正してくれるんです。 既存のコードを書き換えるだけじゃなく、新しいファイルを作って、そこにまるっと機能を実装させることだって可能。 もはや、コーディングというより「AIへの指示出し」。 SF映画で見た、あの光景が現実になってしまったんです。これ、すごくないですか。 今まで数時間かかっていた作業が、ものの数秒から数分で終わってしまう。 SNSで「Cursor使ったら、1週間かかると思ってた機能実装が半日で終わった」「もうCursorなしの生活には戻れない」なんて声が溢れているのも、大げさじゃないんです。 まさに、エンジニアの働き方を根底から覆す、革命的なツールと言えるでしょう。もうこれなしじゃ無理…Cursorの便利機能、特にヤバいヤツ3選!Ctrl+Kだけでもお腹いっぱいなのに、Cursorにはまだまだ神機能が満載です。 ここでは、特に「これはヤバい!」と編集部が震えた機能を3つ、厳選してご紹介しますね。1. なんでも答える「AIチャット機能」エディタの右側に、常にチャット欄が表示されています。 ここで、プロジェクトに関するあらゆる質問をAIに投げかけることができるんです。 「このuseStateって、プロジェクトのどこで使われてる?」 「このエラーメッセージの意味がわからないんだけど、原因と解決策を教えて」 「useEffectの最適な使い方って、どうすればいいんだっけ?」すごいのは、その回答が、ネットの一般論じゃなくて「あなたの書いたコード」を完全に踏まえたものだという点。 まるで、あなたのプロジェクトを熟知している先輩が、24時間365日、いつでも隣でスタンバってくれてるような感覚です。 もう、エラーで何時間もハマったり、ググりまくって時間を溶かしたりする悪夢とはオサラバできるかもしれません。2. 自動でバグを潰す「Auto-debug」機能エンジニアの仕事で、一番精神をすり減らす作業って何でしょう。 そう、デバッグですよね。 動かないコード、予期せぬエラー、静かに忍び寄るバグ…。 そんな悪魔たちを、Cursorは自動で祓ってくれます。コードを実行してエラーが出たら、そのエラー内容をポチッとクリックするだけ。 すると、Cursorが「デバッグしますか?」と聞いてくれます。 「はい、お願いします!」と答えれば、AIが自動でコードを解析し、問題箇所を特定し、修正案まで提示してくれるんです。 簡単なバグなら、ワンクリックで修正完了。 これまでコーヒーを何杯も飲みながら、画面とにらめっこしていた時間は一体なんだったのか…。 虚無感に襲われるレベルの便利さです。3. ドキュメントを丸ごと学習「Docs」機能新しいライブラリやフレームワークを使う時って、公式ドキュメントを読むのが大変ですよね。 英語だったり、情報が古かったり…。 でも、Cursorなら、そのドキュメントのURLをポンと渡すだけでOK。 AIがそのドキュメントを丸ごと学習して、使い方や仕様に関する質問に、的確に答えてくれるようになります。 「このライブラリを使って、〇〇みたいな機能を作りたいんだけど、どう書けばいい?」 そんな質問にも、ドキュメントに基づいた正確なコード例を返してくれます。 学習コストが大幅に下がり、新しい技術への挑戦がもっと身近になりますね。4. cursorの導入事例あなたが探しているwebツールあります!多言語対応多機能サービス「Boring-Tool」https://boring-tool.com/ルーレット、画像変換、BMI計算など、ふとした際に欲しい便利系ツールが詰まったサービスを少人数チームがたった1週間でリリース。3ヶ月で300を超えるページを生成。ウイスキー専門情報サイト「WhiskyFolio」https://whisky-folio.com/デザイン→情報設計→静的サイト生成→CDN配置まで Claude Code が一気通貫。cursorを駆使し、日本ウイスキーの最新情報を追えるサイトの基盤を作成。人月換算で約160時間の工数削減!従来の開発と比べ、超エコ開発だったとか。。。ただの効率化ツールじゃない?AIの進化が地球に課す「電力」という名の税金。さて、ここまでCursorのすごいところばかり話してきましたが、少しだけ冷静になって考えてみたいことがあります。 これほどまでに強力なAIが、私たちの知らないところで、どれだけのエネルギーを消費しているのでしょうか。Cursorのような高度なAIモデルを動かしているのは、「データセンター」と呼ばれる巨大な施設です。 そこには、サーバーと呼ばれるコンピュータが、体育館のような場所に何万台も詰め込まれています。 そして、このサーバーたちが、とんでもない量の電力を消費し、熱を発生させているんです。ここで、一つ衝撃的なデータをご紹介します。 国際エネルギー機関(IEA)の報告によると、2022年の時点で、世界中のデータセンターが消費した電力は、世界の総電力消費量の約1〜1.5%を占めると言われています。 これは、なんとスペイン一国分の年間電力消費量に匹敵するレベルです。そして、生成AIの急速な普及によって、この電力消費量は爆発的に増加すると予測されています。 ある試算では、2026年までに、データセンターの電力消費量は、日本の総電力消費量を超える可能性があるとまで言われているんです。 信じられますか? 私たちがCursorで「Ctrl+K」とタイプする、その一瞬の便利さの裏側で、地球規模のエネルギー問題が加速しているかもしれない、ということです。さらに問題なのは、電力だけではありません。 サーバーは膨大な熱を発するため、それを冷やすために大量の水が必要になります。 米国のGoogleのデータセンターだけでも、2022年に約210億リットルもの水を消費したと報告されています。 これは、約37万人の年間の家庭用水に相当する量です。 気候変動によって世界中で水不足が深刻化する中、この現実から目を背けることはできません。私たちが享受しているAIの進化は、決して「無料」ではないんです。 それは、地球の資源と未来を「税金」のように前借りして、成り立っているのかもしれません。未来のエンジニアはどう生きる?Cursorと共存し、地球とコーディングする時代へ。「じゃあ、Cursorみたいな便利なAIは使うべきじゃないの?」 そんな声が聞こえてきそうですね。 いいえ、編集部はそうは思いません。 一度知ってしまったこの便利さを手放すのは、もはや不可能ですし、技術の進化を止めることは誰にもできません。大切なのは、思考停止で「便利だー!」と喜ぶだけでなく、その裏側にある課題をしっかりと認識し、私たち一人ひとりが「賢い使い手」になることではないでしょうか。Cursorは、間違いなく私たちの仕事を「補助」し、より高度なレベルへと引き上げてくれます。 これまで実装やデバッグに費やしていた時間を、もっと「創造的」な作業に使えるようになるはずです。 例えば、より良いユーザー体験(UX)の設計を考える時間。誰も思いつかなかったような、新しいサービスのアイデアを練る時間。コードの効率性だけでなく、そのコードが消費するエネルギー効率を考える時間。そう、これからのエンジニアには、「サステナブル・ソフトウェア・エンジニアリング」という視点が、絶対に必要になります。 どうすれば、より少ない計算資源で、同じ結果を出せるか。 どのクラウドサービスが、より多くの再生可能エネルギーでデータセンターを運営しているか。 そういったことを考えながら、技術選定やコーディングを行う時代が、もうそこまで来ているんです。Cursorは、あなたの仕事を奪う脅威ではありません。 むしろ、あなたを単純作業から解放し、もっと本質的で、創造的で、そして地球にとって優しい仕事をするための「翼」になってくれる存在です。この新しい翼をどう使いこなすか。 ただ速く飛ぶことだけを求めるのか。 それとも、どこへ向かうべきかを考え、周りの景色や環境に気を配りながら、持続可能な飛び方を見つけるのか。 未来のエンジニア像が、今、問われています。Cursorという黒船の到来は、私たちにそんな大きな問いを投げかけているのかもしれませんね。最後までお読みいただき、ありがとうございました!