みなさんこんにちは、サステナ編集部です!ESG、GX、炭素会計初学者(初心者)の私が業務の傍ら、10-15時間程度の勉強時間で炭素会計アドバイザー3級試験に合格した勉強方法をお伝えしたいと思います!規約上、具体的な問題内容や、問題集の公開はできませんが、実際の合格体験記として、何をどれくらい勉強したのかについてこれから受験する皆さんの参考になればと思います!炭素会計アドバイザー3級とは?(炭素会計アドバイザー協会)https://www.caai.or.jp/index.html炭素会計アドバイザー資格は、国際ルールに則ったCO2排出量の算定や情報開示への対応ができる人材の育成を目指し創設された国内初の民間資格です。炭素会計をはじめとした気候変動関連業務に取り組むうえで、必要となる知識について、体系的に学ぶことができ、難易度に応じて、3級から1級までの3資格区分となっています。資格区分資格取得の要件・レベル3級- 脱炭素を巡る国内外の情勢について理解している。- カーボンアカウンティングのサイクルについて理解している。- 国際ルールを重視したScope1,2,3算定の考え方を理解している。2級- 脱炭素の経営上の重要性(リスク・機会)を理解している。- 国際ルールに沿ったScope1,2,3排出量算定方法を理解している。- SBTの概要等について理解している。- GHG排出量の削減手法を理解している。1級- 脱炭素経営について、包括的なアドバイスが出来る。- SBTの認定要件を理解している。- GHG排出量計測方法や削減手法の例示が出来る。- 排出コストの低減と移行措置コストの考え方を理解している。Proffesional- 気候移行計画の概要について理解している。- 環境価値(グリーン、ブルーカーボン等)の利用・創出を理解している。- FLAG、TNFD、SDGs等の新たな概念について理解している。- CDP質問書を活用した情報開示について理解している。- PAS2060などカーボンニュートラル認証について理解している。https://www.caai.or.jp/licence/index.html現時点(2024/03/27)では、2級以降のグレードの検定は公開・実施されていません。ちょうど明日(2024/03/28)から2級試験の申込期間が開始します。また、他の炭素会計関連の資格も以下にまとめているので興味がある方はご確認ください!炭素会計関連資格まとめ~2024年完全版~https://sa-today.jp/articles/fU2z2804受験までの流れ炭素会計アドバイザー協会 My Pageにて、ユーザー登録を行う(無料)[講習申込]を行う(会員:3,000円、一般5,800円)※会員とは、法人用の協会会員のことです。詳しくはこちらhttps://www.caai.or.jp/nyukai/index.html[講習受講]を行う。1-2時間の講習動画を視聴します。※大事な勉強インプットですので集中して聞くことをお勧めします!模擬テストに合格する[CBT申込]を行い、受検日と受検場所を決める(8,800円)受検日当日、試験を受ける※合格発表は約一か月後に全受検者一斉に行われます!例えば、2024/2月期に受検した人は2024/3/18 10:00:00にマイページ上で行われました。試験要項出題数:50問 合格ボーダー:35問 [だいたい!]問題傾向 [ざっくり!]1-30問:炭素会計の歴史、Scope1,2より、4択から誤っているものを選択 31-40問:Scope3のカテゴリー毎に4択から誤っているものを選択(リースや輸出は同問題で扱われる) 41-50問:実際の排出量算定問題(表をベースに計算)勉強方法本試験は、炭素会計アドバイザー協会が発行しているテキストをベースに出題されますので、前述した受験の流れ上にある[講習受講]にてダウンロードできる.pdfの学習テキストをしっかり学ぶことが重要となります!また、講習動画も何度も繰り返し視聴できるので、現時点での究極の勉強法は、”動画を視聴しながらテキストを周回する”シンプルですがこれにつきます!!特に覚えておいた方が良いこと覚えておいた方が良いことを記載する前に、試験に関する感想をいいますと、難易度としては、なめてかかると足元をすくわれます。問題形式として、4択から誤っているものを1つ選択する形式が多いのですが、紛らわしいものがたくさん出てきます!そのため、テキスト内の赤字で記載されている内容や、太字で記載されている単語とそれがあらわす意味を理解していないとふわふわっとした感じで回答していくこととなり精神衛生上よくないです。※問題数に対して試験時間はたっぷりある印象です!とはいえ、全部覚えるのは大変なので、私の方で最低限これだけは!という単元を以下に記載しますので参考にしてください!【最低限おさえておきたいこと】京都議定書、パリ協定などカーボンニュートラルの歴史ESG投資(ESGインテグレーション・ネガティブスクリーニング・ESGウォッシング)Scope1,2,3の概要特に、Scope3のカテゴリー1-15は暗記 ←絶対!ネットゼロの概念SBTの短期・長期タイムライン地球温暖化係数温室効果ガスの7種類PCAFの6項目Scope2のロケーション基準とマーケット基準の違いLCA(Cladle,Gate,Grave)の概念SDGsと脱炭素経営温対法、省エネ法についてカテゴリ2(資本財)無形でもソフトウェアは対象であること最後にいかがだったでしょうか!まだまだ検定ができてから年月が経ってないのでこれから諸々変更されていくかもしれませんが、大きいところは変わらないと思います。今後本試験を受験する人がこれを読んで少しでも勉強方針を固めるきっかけになってくれたら幸いです!私は2級の合格に向けて勉強をしていきます!それでは!関連記事GHG排出量(スコープ3)における輸送と温対法と省エネ法の関係https://sa-today.jp/articles/XD4oNaS3炭素会計関連資格まとめ~2024年完全版~https://sa-today.jp/articles/fU2z2804