こんにちは!サステナ編集部です!2月26日は「包むの日」と呼ばれているのをご存知でしょうか。包装やラッピングに目を向けて、日常の小さな行動を見直すきっかけとなる日なんです。最近では、エシカルやゼロウェイストといったキーワードがよく聞かれるようになり、私たちの身近な「包む」という行為も、実はサステナブルに考えられるポイントがたくさんあります。そこで今回は、「包むの日」を機にラッピングについて考えてみましょう!「包むの日」ってなに?2月26日の「包むの日」は、文字通り「包む」という行為にまつわる記念日です。由来としては、ラッピング・パッケージの専門メーカーさんが提唱していたり、語呂合わせ的にも“2(つ)2(つ)6(む)”に近いことから設定されたという説があります。厳密な由来をあまり聞かないかもしれませんが、実は包むというのはとても大切な文化。贈り物の包装や、ふろしきでの持ち運び、食材を長持ちさせるための保存など、包む行為は生活の中に深く根付いていますよね。日常生活のなかでは、何気なく使い捨てのラッピングやパッケージを手に取っていることが多いかと思います。特におしゃれな雑貨屋さんやカフェでちょっとしたプレゼントを包んでもらうとき、「かわいいけどゴミになっちゃうかも……」と心の片隅で思うことはありませんか?そんなちょっとしたモヤモヤを、2月26日の「包むの日」に改めて見直してみるのもいいかもしれません。包み方ひとつで、ゴミを減らしながらも、気持ちをきちんと届けることができるはずです。「包む」という言葉には、“大切な物を守る”という意味合いも含まれています。サステナブルな視点から言うと、“地球を守る”というメッセージを重ね合わせることも可能ですよね。たかが包装、されど包装。この日をきっかけに、私たち一人ひとりが「包む」ことの意味と、サステナビリティについて考えてみるのは、とても意義深いと思います。 昔ながらの“包む”文化:日本の知恵とサステナ日本には古くから、包む文化がたくさん存在してきました。代表的なものといえば「風呂敷」。大きめの布一枚でさまざまな形を包めるアイテムですよね。お弁当を入れるのはもちろん、買い物袋にしたり、ちょっとした日用品をまとめて持ち運んだり、サイズや柄も豊富でアレンジ自在なのが魅力です。風呂敷のいいところは、何度も使えるということ。気分に合わせて、折り方や結び方を変えられるのも楽しいポイントです。贈り物を渡すときも、この風呂敷包みだと「和のエッセンスがあって素敵」「サステナブルに気を配ってくれてる」と喜ばれることも多いですよ。まさに昔の暮らしの知恵が、現代のサステナブルな考え方にしっくりくる例です。他にも、和菓子を包む「和紙」やちょっとした食品を包む「竹の皮」など、日本ならではの“包む”素材もたくさん。これらは自然由来の素材であり、適切に処分すれば土に還るものも多いです。プラスチックパッケージが浸透する前は、こうしたエコな素材が当たり前のように使われていました。いま改めて見直してみると、先人のアイデアや文化が、いかに理にかなったものだったかに気づきますよね。もちろん、現代では流通量も多くなり、衛生面や安全面の観点から、プラスチックやビニールパッケージを完全になくすのは難しいでしょう。しかし、使い捨てるばかりではなく、できる範囲で再利用したり、バイオプラスチックなど環境負荷の少ない素材を選んだりと、工夫の余地はまだまだあるはず。昔の人たちが大切にしていた“もったいない”や“長く使う”という精神を、私たち現代人も改めて意識してみるといいですね。サステナブルラッピングのアイデアとコツここでは、ちょっとした贈り物や日常のラッピングをサステナブルにするアイデアをいくつかご紹介します。「包むの日」をきっかけに、自分のライフスタイルに取り入れてみてくださいね。風呂敷を使う先ほど触れた風呂敷は、本当に万能です。ギフト用としても、自分の普段使いとしても大活躍。おしゃれな柄を選べば、ラッピング自体がひとつのプレゼントにもなります。受け取った方が再利用できるのもポイントです。布袋やトートバッグで包む「紙じゃなくて布袋や小さめのトートバッグでプレゼントを包む」という方法も増えています。例えば、手作り市などで購入したハンドメイドの小袋にお菓子を詰めて贈れば、食べ終わった後でもその袋を使ってもらえるかもしれません。こうした“再利用しやすい入れ物”にしてあげると、相手にも「思いやり」を伝えられますよね。再利用できるリボンや飾りを選ぶ結構侮れないのが、リボンや飾り。ちょっとしたタグやシール、リボンひとつでパッケージの印象がぐっと素敵になりますよね。でも、使い切りで捨てられてしまうものも多い。そのため、ウッドタグや紙ではなく布のタグを使うなど、再利用できるアイテムを選ぶとよいでしょう。また、割れにくいクリスマスオーナメントなどを飾りにするのも可愛いです。受け取った後、部屋のインテリアとして飾ることができるので、無駄になりません。包装紙の見直しどうしても紙で包みたい場合は、リサイクル紙やFSC認証(森林管理の認証)を取得した紙を選ぶのもおすすめです。最近では、作り手が環境に配慮しているパッケージデザインが増えてきています。お店によっては、“環境にやさしいラッピングができます”といったサービスを打ち出しているところもあるので、ぜひ活用してみてくださいね。気軽に始める!包むの日のワークショップ風体験ここまで読んでみて、「よし、やってみよう!」と思った方もいらっしゃるかもしれません。でも、いざサステナブルラッピングに挑戦しようとすると、「どうやって結ぶの?」「どんな素材を選べばいい?」など、最初は戸惑うこともあるでしょう。実は、2月26日前後には、包む文化を広めるためのイベントやワークショップが開催されることがあります。地域のカルチャースクールや百貨店などで行われている場合があるので、ぜひチェックしてみてください。また、オンラインでも風呂敷の包み方や、エコラッピングのテクニックを教えてくれる動画や記事がたくさんありますよ。SNSで「#包むの日」「#サステナブルラッピング」などハッシュタグ検索すると、他の人のアイデアを参考にできるのもありがたいですね。ワークショップに参加するときには、実際に布や包装紙を触って結び方を体験できるので、覚えやすいし、アレンジのヒントももらえます。慣れてきたら、自分オリジナルの包み方を考えてみるのも楽しいですよ。例えば、お弁当箱を風呂敷で包むときに、上部を花びらのように結んでみたり、季節の飾りをちょこんとつけてみたり。アイデア次第で、ギフトラッピングも華やかになりますし、もらった相手も大満足です。こうした体験を通じて、“包む”という行為が単なる実用だけでなく、コミュニケーションの手段やアート表現にもなるんだなと実感できるはず。ここで覚えた包み方や工夫は、友達や家族にもシェアしてみてください。「包むの日」をきっかけに生まれたアイデアが、みんなへ広がっていくと嬉しいですね。まとめ2月26日の「包むの日」は、私たちの暮らしの中に埋もれがちな“包む”行為に光を当てる特別な日です。包装紙やビニール袋、リボン、飾り……ふだん何気なく使っているものも多いですが、意識してみると地球環境への負担が浮かび上がることもしばしば。そこで、風呂敷や再利用可能な袋を使ったり、環境配慮型の素材を選んだり、できる範囲で取り組んでみると、意外と簡単にサステナブルへ近づけます。また、昔ながらの知恵や、日本独自の包む文化にも注目してみましょう。それが環境と調和していたことを知ると、どこか胸が温かくなるというか、敬意を払いたくなりますよね。さらに、この「包むの日」を通じて、“贈る相手のことを考える時間”が増えるのも素敵なポイント。相手はどんな色や柄が好きだろう? どうやって包めば喜んでもらえるかな?そんなふうに思いを巡らせながら包んだギフトには、自然とあなたの優しさやセンスがにじみ出てくると思います。ぜひ皆さんも、この2月26日は「包むの日」を意識してみてください。1日だけと言わず、普段の生活の中でも、サステナブルで楽しい“包む”アイデアを取り入れていきましょう。きっと、新たな発見がたくさんあるはずですよ。サステナ編集部としても、これからも地球にやさしく、でも楽しく続けられるライフスタイルをお届けしていきますので、ぜひお楽しみに。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!