はじめにこんにちは!サステナ編集部です!!いつものようにプロ野球を見ているのですが、、、ある変化が。ーーーーーーーー「あれ、打球こんな飛んでたっけ?」と。速報サイトを見ても、6試合全体でめっちゃホームランが飛び出ているなど、明らかな変化が見て取れます。2025年シーズン前半は「NPB 投高打低」と嘆く声が多かったのに、オールスター直前直後から一転してホームラン量産モードに突入。原因は“飛ぶボール疑惑”だけじゃなく、反発係数の微妙なブレ、真夏の高温・低気圧、さらには球場のエコ改修まで絡んだ複合要因だった――というのが本稿の結論です。環境負荷まで含めた“ボール問題”の最新事情を深掘りしていきます。前半戦は「投高打低」継続?7月14日時点の総本塁打は前年同期比で▲10%。得点効率もパ0.38/セ0.41と低迷し「やっぱりプロ野球 飛ばないボールでは?」と騒がれます。参考:サステナブル・トゥデイセ本塁打王争いも2025/8/6時点で佐藤輝(阪神)28本が独走状態、2位以下は16本前後です。※他チームの主砲に怪我が相次いだとはいえ、本拠地甲子園の左打者でこの傑出度はすごいですね・・・ストライクゾーン厳格化と投手の平均球速アップで“投手有利”が常態化し、「また統一球時代か」とSNSがざわつく。参考:サステナブル・トゥデイオールスター後、ホームランが激増したワケ1. “飛ぶボール”説オールスター・ホームランダービーで清宮幸太郎が京セラの5階席へ特大弾を連発し、新庄監督が「これ飛ぶボールちゃう?」と記者席にツッコミ。ファンの疑念は一気に燃え上がった。ただしこれはオールスター専用のエンタメ性を求めたボールとして、分けて考えるべきとも思います。参考:日刊スポーツ2. 反発係数の揺らぎNPBの規定目標は0.4134。ただし検査レンジは±0.015程度の許容幅があるため、ロット差で「当たり球」が混じるのは現実。NPBは毎年サンプリング調査を継続中だが、2025年も反発係数チェックを重点項目に掲げている。参考:日本野球機構3. 真夏の気圧&気温ブースト気候との関連性も考える必要があります。米研究では気温1℃上昇でHRが約2%増えるとの報告。マイナビニュース日本でも4〜8月で空気密度が5%低下=“日本版クアーズ現象”が起こると分析されている。1.02 Essence of Baseball2025年7月下旬は全国的な猛暑日ラッシュで、ボールは自然に“飛ぶ”環境だったわけです。「NPB 飛ぶボール」vs「NPB 飛ばないボール」論争の裏側項目飛ばないボール時代(2011)現行統一球(2025)反発係数0.4034±0.4134 目標値芯材軟コルクハードコルク+ウール増影響HR激減/投高打低ロット差でHR変動縫い糸のテンションやコーティング樹脂も飛距離に直結。製造委託先はミズノ&ゼットの2社体制だが、実験的にバイオベース樹脂を試す動きもあります。rebolld環境要因と球界のサステナビリティ地球温暖化とHR増の相関を示す最新論文では「2050年にMLB全体で年間+192本」予測。日本でも傾向は同じとみられる。阪神タイガースの新ファーム本拠「ゼロカーボンベースボールパーク」は、太陽光+廃棄物発電でCO₂実質ゼロを実現。2023年度だけで6,000t超を削減。NPBも「Green Baseball Project」を掲げ、試合球や用具のライフサイクル評価(LCA)を検討中。このようにプロ野球関連で気候変動とのつながりや、各球団を始めとした脱炭素の取組が加速しています!ボールが飛ぶようになれば、ピッチャーの球数が増え、投手交代が多くなることで、試合の平均時間が延びることが予想されますが、その分消費される電力等を再エネで補っていくなども今後の影響として考えられますね!まとめ&今後のチェックポイント結論としては、現時点の情報では、実際に飛ぶボールになったかどうかは確定できません。気温や空気の関係も考えていかなければなりません。8月以降も“猛暑+反発係数ブースト”が続けば、シーズン総HRは昨季+15%ペース。NPB公式の反発係数定期報告(9月予定)で“飛ぶ/飛ばない”論争に決着がつく可能性大。環境負荷低減の流れで、リサイクル糸や植物由来レジン採用の「エコ統一球」試験投入も噂。プロ野球 飛ぶボールか、プロ野球 飛ばないボールか――真実を見極めるには、ボールの物理と地球の暑さ、両方の数字を追うしかない! この秋もデータを握りしめて観戦しましょう。